藤浪を襲う投球イップスの怖さとは…。

VS 広島戦 3-5 負

藤浪の2ヶ月ぶりの1軍登板は4回2/3、3失点、7四死球だった。

私の見たところ完全に投球・送球イップスだろう。去年からバンド処理一塁送球のみ症状は出ていたが、今季は右打者に投げる時に症状が出ている。古くは、阪神木戸、オリックス田口などが思い出されるが、現役では中日荒木、SB内川、最近では読売阿部や日ハム岩本なども記事になっている。

よく投手で見られるのは、バンド処理の送球や敬遠で軽く投げられないなどだが、野手なら守備のコンバートや、肘を下げて送球したりなどある程度その場しのぎの対策がとれるが、投手はそうはいかない。投球になると致命的である。

原因として、極度の緊張感やメンタルの弱さなど挙げられているが、これはイップスの本質や怖さをわかっていない素人の意見だろう。
世間では、藤浪に2軍でフォーム固め・見直し、走り込み、トレーニング、ボールを握らないなど色々と対策を挙げているいが、これも根本的な解決にはならない。比較対象にしてはいけないが、私も高校野球レベルでの捕手として送球イップスの経験があるが、一度発病すれば緊張感の有無やメンタルの強弱など全く関係なく、イップスは誰が悪い訳でもない。
ある日突然、野球をやっていればプロアマ関係なく誰にでも発病する病気である。
一度発病すれば完治不可で、引退まで果ては引退後の草野球や遊びのキャッチボールまでつきまとうのがイップスの本当の怖さだ。
「デッドボールでも割り切って切り替えればいい」や「点をやらなければいい」などの精神論もよく聞かれるが、問題の本質は精神でも技術でもない。
送球・投球イップスは「言葉では表現できないリリース時の感覚」が問題の根底である。

具体的な対策はなく完治はしないが、藤浪は一塁送球については、左足で2回ステップを入れてサイドスローで投げていた。これは送球イップスには効果的で、投げる前に何か一つ動作を入れると体がその動作に反応して、送球時に意識しなくなるのでいい傾向だろう。しかし、投球となるとそうはいかない。

私は投手経験がないので安易に語るべきではなく詳細は不明だが、例えば今まで投げていた自分のフォームをベースに、肘の角度、リリース時の腕の回し方を変えたり、無駄な一動作をリリース前に取り入れたなどだが、これも容易ではない。既に抹消されているので今季の登板は考えにくいが、仮にこれから1軍10試合投げて症状が出なくても完治したとは言えない。
昨日の大瀬良への死球のように急に症状が出れば最後、もう打者との勝負はできない。ましてや昨日の大瀬良の死球後の反応のように敵に同情されてはプロなど務まらない。

結論として、一昨年までのような投球ができる日もあれば、昨日のような投球になることもある。しかし確率的には昨日のような投球が多くを占めるだろう。
私は個人的に藤浪が好きな選手ではないが、今後、投球イップスは完治することがないので、彼の将来を考えると同情せざるを得ない。
首脳陣やファンももっとイップスの怖さを理解して欲しいが、こればかりは経験した者でないとわからないだろう。

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